初めての放射線

京都大学において初めて放射線に携わることになった方向けの簡単なイントロダクションです。

対象

  • 初めて放射線の取り扱いをされる方
  • 放射性物質、放射線装置、放射線施設の管理に係ることになった方
  • 放射線に関する事務を担当される方

共通キーワード「放射線は危険」

→ 安全に扱うための知識と技能が必要

→ 安全な取り扱いのためルールがある

→ 安全に扱うため事前計画をすること

→ 取り扱いによる健康障害を確認する


初めて放射線の取り扱いをされる方

→ 安全に扱うための知識と技能が必要 :  所定の教育訓練講習会を受講すること
→ 取り扱いによる健康障害を確認する :  定期的な健康診断の受診
→ 安全に扱うため事前計画をすること :  放射線による健康障害の因果関係を確かめるため、取り扱いに従事している間に放射線をどれだけ被ばくしたかを測定する。放射線を被ばくしていない段階で、健康状態を確認・記録しておき、被ばく後の状態と比較する。
→ 安全な取り扱いのためルールがある :  上記3件について記録を作成し保管するために、取り扱いされる人を「登録者」として登録する。

放射線取扱者個人管理システム(KRUMS)にアクセスし登録申請手続きを行うこと


放射線に関する事務を担当される方

→ 安全な取り扱いのためルールがある :  本学の規程により各種手続き手順と様式が定めれれている。
 所定の手続き様式があるものについては、宛先(提出先)がどこであるか、提出者が誰であるかをよく確認すること。
 提出先は、機構(長)、小委員長、部局長、学外の場合は、原子力規制委員会、労働基準監督署 など。
 提出者は、本人、部局長など。 書類の提出期限(締切日および○日前までの提出期限)を守ること。

ルールをよく理解して、スムーズに事務処理を行っていください。


放射性物質、放射線装置、放射線施設の管理を担うことになった方

→ 安全に扱うための知識と技能が必要 :  公的な資格を要する職務はその資格を確認すること。
 資格の継続維持のための講習受講が義務付けられている場合は、必ず受講すること。
→ 安全な取り扱いのためルールがある :  安全を担保するための規程を遵守すること。
 管理下の放射線施設・装置・放射性物質を扱う人の安全を担保すること。
→ 取り扱いによる健康障害を確認する :  施設、装置等の利用者に対して、定常的に被ばく線量の確認と健康診断の受診を励行すること。
 事故等の緊急時には人命第一で行動し、被ばく等の状況を速やかに確認することと、状況に応じて医療機関の受診を指示すること。

各監督官庁との折衝は環境安全保健課が窓口になります。


何かお困りのことがありましたら、放射線管理部門までご連絡ください。